NHKドラマ「監査法人」
ちょっと興味のあるドラマが今週土曜日から始まる。
NHKは「ハゲタカ」など良質のドラマを作るから楽しみ。今回の「監査法人」はちょっと主役の二人が力不足のような気はするが、脇を固める役者がいいので「ハゲタカ」のときの松田龍平みたいに化けて欲しい。
ちょっと興味のあるドラマが今週土曜日から始まる。
NHKは「ハゲタカ」など良質のドラマを作るから楽しみ。今回の「監査法人」はちょっと主役の二人が力不足のような気はするが、脇を固める役者がいいので「ハゲタカ」のときの松田龍平みたいに化けて欲しい。
「夜のピクニック」(評価:★★★★)
24時間80キロをただ歩くという高校行事の「歩行祭」が舞台。原作(恩田陸)を読んだことがあり、期待して観た。ラスト30分は秀逸。これだけで観る価値がある。胸がワクワクして切なくて今この瞬間がとても大事だということが伝わってくる。
ただ、それだけに蛇足と思えるようなアニメや妄想シーンが残念だった。シリアスな部分だけで良かったのに。これで★一つ減点。
「天然コケッコー」(評価:★★★★)
気持ちが落ち着かないのでゾンビもテロリストも出てこないようなほのぼの映画を観ようと思い、借りてきた。監督は「リンダリンダリンダ」の山下敦弘。
結論。爽やかに鬱にさせてくれてありがとう。
中学生の不器用部分や悪気はないんだけど余計な一言を発したために自己嫌悪に陥るところなんて、「あるある」とうなずいてしまう。
主人公を夏帆という女の子が演じているのだが普通っぽくてよい。普通っぽいんだけどたぶん美少女の部類に入ると思われる。方言を話すところなんてとてもかわいらしい。この映画で初めて知ったけど、どちらかというと長沢まさみや広末涼子と同じ系統かなあ。
「28日後」(評価:★★★)(ホラー好きはもう一つ★をプラス)
監督は「トレインスポッテッティング」を撮ったダニー・ボイル。
動物愛護団体の連中がある施設に忍び込んで危険なウイルスにかかっている動物たちを無理やり解放させたのはいいが、自分たちが咬まれて感染者となる。こういう皮肉っぽいところが英国人監督っぽい。
物語は、ジムという男を中心に展開する。怪我で病院に担ぎ込まれたジムが目を覚ましたところ、病院には誰もいない。街に出ても人っ子一人いなくてしかもクルマが横転しているなど荒らされている様子。ここらへんは「バイオハザードⅡ アポカリプス」(2004年)に似ているが、「28日後」は2002年に製作されている。
感染者の襲撃は従来のゾンビ映画の比ではない。めちゃくちゃ動きが速すぎ。しかも感染から発症の速度も速くて先ほど味方だった人間がすぐに襲いかかってくる。後半に軍隊の生き残りが出てくるのだが、ここからがこの映画の真骨頂。感染者よりも怖い人間の内面を描いている。ただ、従来のゾンビ映画と違って非常に地味。最新型の武器でゾンビと戦うシーンはあまりない。
感染者にびびり、人間にもびびり、ホラーが苦手な人は観ると後悔する。俺は観て憂鬱になった。
(評価:★★★★★)
食わず嫌いでずっと見ていなかったのだが体調を崩したときに暇つぶしで鑑賞したところ、ハマッた。何日もかけて全話見てしまった。
アニメの絵や動きそのものは大したことがないのだが、セリフや間の取り方がツボにはまる。どうでもいいことを無目的に話すのが贅沢な無駄遣いな感じがして非常にいい! ただ、本編の後にやる「らっきーちゃんねる」とエンディングがどうしようもない出来で面白くも何ともない。
(評価:★★★★)
教師をぶん殴って自宅監禁の罪になり、自宅から半径30メートルを超えると警察に通報される機械を足首につけさせられた。初めはゲームやネットで暇つぶしをしていたがそれも親に止めさせられてついには近所ののぞきを趣味とするようになった。
都合の良いことに、となりにかわいい女の子が引っ越してきて彼女の私生活をのぞきまくる。この変態行為にもかかわらず、彼女と仲良くなるというあり得ないストーリーが展開し、さらにはその子と一緒にのぞき行為をしたあげく、近所に殺人犯がいることを知ってしまう。
そして、最後の殺人犯との戦いに俺はびびってしまうわけだが。
この映画を観て、村上龍の小説「最後の家族」を思い出した。この小説は本物の“ひきこもり”の話なんだがこのヒキも望遠カメラで近所をのぞいているうちに近所の若奥さんがドメスティック・バイオレンスにあっていることを知って、どうにかしようと思うのだが結局どうにもならず。
映画と小説という手法の違いはあるが、前者はエンターティメントに徹し後者はリアリティに徹している。
(評価:★★★★)
松尾スズキが脚本・監督を担当している。松尾スズキというとどっちが名前でどっちが名字か迷うところが気にくわない。昔、深夜のBSで彼が主宰する大人計画の舞台を観たことがあったがかなり下品だった。差別ネタも多い。松尾はそういうことを意図的にやっている。
それを道徳的に批判するつもりは全くないんだが、観ていて居心地の悪さを感じる。ハリウッド的な感動と快感を求める俺には正直つらいものがある。だから、松尾スズキは気にくわない。
しかし、松尾のことは気にくわないのだけれど気になる存在なのである。ブックオフなどで百円で投げ売りされている彼の本を買って読んでみて、「ああ、やっぱりこいつ気にくわないや」とつぶやいてみたりする。その本によると、松尾スズキは何年間も同棲していた彼女からドメスティックバイオレンスを受け続け、彼女が隠し持っていた包丁を何度も捨てたことがあるという。
その経験が活かされたのかどうなのかわからないが、映画「クワイエットルームにようこそ」は精神科の閉鎖病棟が舞台である。松尾スズキらしい下品さと勢いで作られた映画なのではあるが、舞台より居心地の悪さは感じなかった。「こいつ、大衆向けに濃度を下げてやがる!」とちょっと思った。それはそれで気にくわないのである。
しかし、内田有紀の好演もあって楽しく観られたことも事実である(彼女を映像で見たのは5、6年ぶりだが全然変わってねー!)。
(評価:★★★★★)
評判がかなり高かったのでNHKで再放送されていたときに見てみた。民放のチャラいドラマに比べると質が高い。最後、大団円なのはやっぱりドラマと感じさせるが。
大森南朋ーメガネをかけているときのハゲタカモードとはずしているときのいい人モードの違いが面白い。
柴田恭兵ーいつもつらそうな顔なので自信満々のエリート像とは違う。古き良き日本の企業を守りつつも新しく日本の企業も変わらなければというはざまで苦悩しているからか。
松田龍平ーこのドラマを見て評価が変わった。けっこういい役者だ。体が少しひょろひょろなところは気になったが。
栗山千明ー年齢のわりに大人びたその顔立ちとすらっとしたスタイルで知的な役はよく似合う。
(評価:★★★★)
ヒロインのアリスが超人的な力を持っているのでゾンビがそれほど怖くない。その意味ではゾンビ映画として評価したら最低かもしれない(近年でのゾンビ映画の最高峰は個人的に『ドーン・オブ・ザ・デッド』だと思っている)。
Tウィルスが世界中に蔓延していたり、なぜか数年で砂漠化が進んでいたり、高速ゾンビが出てきたり(『ドーン・オブ・ザ・デッド』でも出てきたけどやっぱりゾンビはのろまじゃないと)、と納得が出来ないことは多々あるがそんなもの無視すれば、気晴らしに見るぶんには十分な出来。
映画のラストを見ると続編があってもおかしくないような終わり方。もしかしたら舞台は日本か?(映画を観るとその理由が分かる)
(評価:★★★)
原作を読んでから映画鑑賞という順番。
初めの10分で「これ駄作かも?」という印象をもってしまった。時間が進むに連れて持ち直したが。全体的に青いね。青臭い。傷ついたとか傷つけたとかメンドクセーなあと思ってしまう。
そういう俺は、中二病なんだと思う。過去に「バンド作ろうぜ!」と楽器を弾けないくせに言ってみたり、「シンクロやろうぜ!」と鼻炎で泳げないくせに言ってみたり、そんな黒歴史の固まりである。実は『包帯クラブ』や『ファイトクラブ』ほどではないがアングラ系のクラブを作ったことがあり、そこのリーダーだったこともある。
というわけで、俺が『包帯クラブ』を斜に構えて批判するのは同属嫌悪であることに間違いないのである。
(評価:★★★★★)
不満点はたくさんある。
なぜタイトルが「ベクシル」なのかとか、ベクシル役の黒木メイサはまだまだ力不足ではないかとか、設定に攻殻機動隊のような深みが全くないとか。
それでも魅力は十二分にある。
まずCGのレベルの高さ。実写と見間違うほど。、またマリア役の松雪泰子が予想以上にうまい。それからこれが肝なのだが、近未来の日本がロボット産業やバイオテクノロジーが発達しすぎ、国連からその技術を規制されることに不満を持って鎖国政策を取るという世界観が最高にいい(その世界観を活かしきれないところが残念でもあるんだが)。
ちなみに映画館で観客は俺一人だった。おいおい、こんな名作を観ないってどういうことだ? エヴァ観る前にこれ観ろよ!
(評価:★★★★★)
兄が犯した犯罪のせいで弟の人生まで狂わしてしまう。犯罪を犯すということは、加害者や被害者だけの問題じゃないということか。
最近、ひきこもりの会のメンバーで「刑務所だったら衣食住が用意されているし、いざとなったら……」と犯罪を仄めかす人がいたのでこの映画はまさにタイムリー。
(評価:★★★★)
下妻物語と同じ監督だったので期待していたんだが……。悪くはないんだが期待しすぎた。どうでもいい役に有名な人を起用しているのが逆にあだになっていると思う。気が散って仕方がない。
それから、コメディの映画とは言え不幸の連続のストーリーは気が滅入る。もっと精神的に余裕があるときに見れば良かったな。
(評価:★★★★)
ゲイ役のオダギリジョーというのもハマり役だし、柴咲コウの生活に疲れた女性というのも似合う(『県庁の星』での彼女の演技もそうだ)。
ゲイたちの老人ホームを舞台に物語が展開する点はユニーク。
(評価:★★★★★)
高校の学園祭に向けてバンドを作るというストーリーから、「ウォーターボーイズ」や「スゥイングガールズ」のような展開を予想していたが、良い意味で裏切られた。
驚くような事件は起こらず、淡々と、悪く言えばだらだらとした高校生活を描いている。構えて観ると飽きて寝てしまうが、深夜に何とはなしに観ていたらハマりそうな感じ。良くも悪くも単館上映っぽい映画。
特定の役者に頼りすぎずバランスの取れたところがいい。脇役の役者が良い味を出している。会話のシーンはセリフの内容や間の取り方が絶妙。
(評価:★★★★★) 「予告編」をダウンロード
もしかしたら今年観た映画の中でナンバーワンになるかもしれない。
ホント切ない。
主役の二人(成海璃子、小出恵介)が笑顔になるとこちらまで嬉しくなってしまう。
不満点をあげれば、映画と同名曲のドリカムの「きみにしか聞こえない」を作品の中で使いすぎることぐらいか。単純に挿入歌だけにしておいてほしい。
(評価:★★★★★)
ハードディスクに保存していたテレビドラマ版「めぞん一刻」を見る。
新人の中林大樹(五代裕作役)と伊東美咲(音無響子役)のわざとらしい演技は、人によって好き嫌いは分かれると思うが俺はかなり好きだ。一人でうなずきながらニヤニヤしていた。
キモッ!
もちろん、岸辺一徳、岸本加世子、高橋由美子といった脇を固める役者がしっかりしていたからこそ安心して見られる。
ところで、ドラマからあふれ出るハートウォーミングなところをどこかで感じたことがあると思ったら、脚本が岡田惠和(おかだよしかず)だった。やっぱりなあ~。岡田さんの作品は心身が弱っていても安心して見られるものが多く、男性なのに母性的な印象がする。
あと、ロケ地に俺の通っていた大学が使われていた。
(評価:★★★★)
ドラマ版とちがって余計な話が入っておらず、シンプルなところがいい。
映画版では、YUIの歌声がたくさん聴ける。彼女はミュージシャンだから役者に無理して歌わせているような感じがしないで良い。
肝心のYUIの演技は普通で淡々としている。それほどセリフも多くなかったが、歌番組のトーク場面でのYUIと同じ感じ。YUIが雨音薫の役を演じているというよりもYUIがYUIとして映画に出ているような印象を受けた。
(評価:★★★★)
何もない私たち
↓
何かしよう!
↓
カーリングだ
↓
チーム結成
↓
チーム分裂の危機
↓
大団円
という「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」のような映画に見られる黄金パターン。
ええ、こういうの大好きです。
この映画を観て少しはカーリングのことがわかった。カーリングは氷上のチェスと言われるだけあって頭を使うスポーツだな。
(評価:★)
恐るべき駄作。才能の無駄遣い。中谷美紀と豊川悦司という素晴らしいキャストなのに何なんだこれは!
テンポ悪すぎ。なぜに安達祐実。ミイラと幽霊と妄想がごっちゃごちゃで詰め込みすぎ。ラストはコントにしか見えない。
(評価:★★★★)
下っ端の落語家がひょんなことから話し方教室を始めるというストーリー。
国分太一の演技を見るのは初めてだが、良い味出している。見慣れない着物姿も映画の終盤になると自然に見られるようになった。
香里奈は無愛想な美人役にぴったりだな。冷たい人間に見られるタイプの美人なのだが、これもまた映画の終盤になると表情が変化しているんだよなあ。
でも、一番良かったのは関西弁の少年。この映画の潤滑油と言っても過言ではない。観客席で一番笑いを取っていたのもこの子。子どもとペットにはどんな名優もかなわないってことか。
映画から何度も伝わってきているメッセージが「みんな、何とかしたいって思っている」。
俺ももがいてみせるか。
(評価:★★★★)
原作を少し読んだことはあるが(図書館の返却期間が来たので返してしまった)、イメージが違う。しかし、別物として楽しめた。
クサい点が多くて(特に子ども時代のところ)見ているこちらが恥ずかしくなる場面も多かったが、俺は嫌いじゃないな。三人の友情がうらやましくて素敵だった。
十三年ぶりの再会で、智史(山田孝之)以外は何かしら問題を抱えている点があるのだけれど、それがお互いの絆を強くしているような気がする。不幸は不幸にあらず、か。
山田孝之は、不器用だけど一生懸命に生きている青年を演じさせたらうまいな。あと、語りも素晴らしい。残念なのは、佑司(塚本高史)があまり出てこないところだな。
タイトルの「そのときは彼によろしく」の意味は最後まで見ていればわかる。全体的に良い映画だと思う。是非、観て欲しい。
「どろろ」(評価:★★★)
主演は妻夫木聡と柴咲コウ。百鬼丸の誕生の説明でテンポが悪くなったと思ったら急に妖怪とのアクションでハイスピードに物語が展開する。そのへんがちょっと大味。
注文をつけるとしたら、もう少しどろろの盗っ人ぶりを見せてくれればもっと面白くなったはず。そこは続編に期待する。
「スロースタート 後編」(評価:★★★★★)
ニートの早川さんに個人的に重なっていた部分があったので前編より見入ってしまった。今の俺は理屈といった七面倒くさい部分は意識的に取っ払ったので早川さんほど働く理由にこだわっていないけど。
もっとも俺の場合は働く理由がわからなくて働いていないのではなく、気づいたらヒキ・スパイラルに陥ってしまい、抜け出せなくなったので仕方なく後付で親のせいだとか社会制度のせいでヒキっているんだと言っていた時期もあった……。恥ずかしい話だけど。
恥ずかしいことは重々承知なんだけど焦っていると親を怒鳴りたくなることはしょっちゅうある。実際、怒鳴ることもある。「お前のせいだ!」と。でも親が本当に悪いか断言できるかというとそれもちょっと怪しいものがある。
親は保健師なのにかかわらず俺の状態がおかしくなったのに病院に連れて行かず、放置。俺は外出すら困難になった。そして、世に一人のひきこもりが誕生というヒキ生誕の理由を俺の中で物語化し、親を悪の権化にして自分の怠惰を免罪しているのではないか? という考えも生まれてきて自己嫌悪になったりもする。
「Shall we Dance ?」(評価:★★★)
正直、日本版の方が出来がいい。リチャード・ギアが初めから格好良すぎ。くたびれたサラリーマンに全然見えないのでダンスをやる前後の変化がわかりにくい。唯一、日本版より優れた点は浮気調査の探偵が良い味を出しているところか。
「SHINOBI」(評価:★★)
オダギリジョー、仲間由紀恵と主演は豪華だし、自然の美しさは素晴らしいのだが肝心のストーリーと演出がやばい。しかもオダギリジョーにやる気が感じられない。
個人的に沢尻エリカの出番をもっと増やしてもいいと思う。あれじゃ、いてもいなくてもいいキャラじゃないか。映画そのものに関してはせめてもう少し戦闘シーンに凝って欲しかったしボリュームも欲しかった。
仲間由紀恵と自然の美しさで★一つおまけ。
「スロースタート 前編」(評価:★★★★)
引きこもりやニートの若者のところに「レンタルスタッフ」を派遣するNPO法人スロースタート事務局に勤務する谷口未散(水野美紀)の仕事ぶりを描きながら、引きこもりやニートの実像に少しでも近付こうとしているドラマ。
ある程度のひきこもり業界を知っている人がいれば気づく人も多いだろう。スロースタート事務局? ああ、ニュースタート事務局がモデルなんだな、と。
そのニュースタートの代表である二神能基氏の著書が「希望のニート」。この本は以前読んだことがあり、そのときの感想を記したメモを元に本書の主な主張、考え方を紹介したい。
(1)ニートの若者は物欲がない。
(2)親の年金と息子や娘の安月給でなんとか孫を育てられるような「新たなパラサイト主義」が今後の進むべき方向だと考えている。
(3)山田昌弘の収入差にもとづく格差社会に対して著者は「格差」ではなく、
「選択肢の違い」だと言う。
(1)物欲のなさという点ではひきこもりも同様と思われる。
(2)に関して二神氏は親との同居生活を前提にしているが、「ひきこもりと家族トラウマ」の著者の服部雄一氏は反対の立場であるのが興味深い。祖父母と両親との子育てに対する考え方の相違によって確執が深まり、子供に悪影響があるというのがその理由。
(3)については疑問だ。高収入を得られる職業から低収入の職業に転職するのは容易だがその逆は困難。一度低収入の職業についたらよほど特別なスキルやキャリアがないかぎり高収入の職業を選択するのは難しいからだ。
このドラマの原案の「レンタルお姉さん」(荒川龍)を読み、その代表が上記の考え方であることを前提として見るとドラマだけでは描ききれなかった行間の部分を楽しめると思う。
「ハウルの動く城」(評価:★★★)
遅まきながら見たのだが今までの宮崎駿作品にしては違和感があるというかなんというか。テーマがよく分からない。見終わったあと、「結局何が言いたかったの?」という気持ちになった。その意味では、宮崎駿の隠れたメッセージを探すために何度も見ないといけない映画かもしれない。
それから声優に関してだが、ソフィーの声(倍賞千恵子)以外は良かった。木村拓哉も予想以上に良かったし、我修院達也は素晴らしかった。
「県庁の星」(評価:★★★★)
この映画を観ると働こうというモチベーションが確実に高まる。原作よりも面白いのは二宮役の柴崎コウの存在のためか(原作では二宮がおばさんだったのに映画では若い女性になっていた)。
「サイレントヒル」(評価:★★★)
ゲームの映画化というのは大抵失敗に終わるものだがこれは成功の部類に入るのではないだろうか。映像や雰囲気は及第点の出来だし、下手なこけおどしが少ないのは好感もてる。
アメリカのホラー映画っぽくないなあ、と思ったら監督はフランス人らしい。ホラー好きなら★一つプラスしてもいいかも。
「亡国のイージス」(評価:★★★)
俳優陣は豪華だが如何せん脚本と演出におかしな部分が多々ある(例えば登場人物に対する説明がほとんどない)。短時間で原作である福井晴敏の小説の良さを表現するのは酷かもしれないがもっと頑張って欲しい。
真田広之演じる自衛官が良くも悪くも日本人的な戦争に対する考え(反乱兵、テロリストに対しても専守防衛を貫く)なのでアクション映画として観てはいけない。ハリウッド映画の戦争ものに慣れていると非常にストレスを感じるだろう。
「蝋人形の館」(評価:★★)
「24-TWENTY FOUR-」シリーズでキム・バウアー役を演じているエリシャ・カスバートが主演ということで観たがマジつまらねえ。強いて一番の注目をあげれば、脇役で出演していたパリス・ヒルトンぐらいか。あと、炎で溶ける蝋の巨大な固まりとか。
ストーリーはチャラい若い男女が悪夢のような出来事に巻き込まれるという王道パターン。ただ、お約束のエロティックシーンはそのわりに少なかった。
「鉄コン筋クリート」(評価:★★★★★)
タイトルからして変わっている。友だちが教えてくれた映画だが「鉄筋コンクリート」の間違えじゃないのかと聞き返したほどだ。絵のテイストが趣味じゃなかったが内容は極めて上質。近年では最高峰のアニメ映画ではないだろうか。声を有名な役者がやっているが映画を観ていても全然分からない。だが、唯一主役のクロ(二宮和也)とシロ(蒼井優)は分かった。
オススメの映画だ。絶対観るべし。
「タッチ」(評価:★★★)
長澤まみさのための映画という感じ。彼女のプロモーションビデオを見ているような感覚で確かにかわいいし浅倉南っぽいのだが、映画としての出来はいまいち。
全二十六巻を約二時間という短い時間で表現するのはさすがにきつかったか。H2のようにテレビの連続ドラマでやって欲しかったなあ。
長澤まさみのかわいさで★一つおまけ。
「フライト・プラン」(評価:★★★)
ストーリーは一緒に搭乗していた娘が航空機の中(いわゆる密室)で行方不明になるという設定。映画の序盤はサスペンス調、ホラー調の雰囲気で盛り上げていき、母親役のジョディー・フォスターの妄想なのか現実なのか判別できないようにして視聴者の興味をそそる。
しかし、中盤以降はジョディー主演の映画「パニックルーム」と同じような強い母親像を演じるあたりから盛り下がってしまうところが残念である。
「間宮兄弟」(評価:★★)
正直、退屈。あまりにも淡々と日常を描いているので途中で眠くなった。オタクっぽい兄弟のキモさを全面に押し出していないのは良いが、逆にそのせいでつまらなくなったのかと思うと複雑な気持ちになる。
原作が江國香織なのは意外。映画では描ききれなかった間宮兄弟の心理描写を読んでみたい。
「THE 有頂天ホテル」(評価:★★★)
多くの人物が入り乱れてそれがリンクしてはいるんだが中途半端になってしまっている。なんていうか薄味のコメディ。三谷幸喜作品の映画の出来は、ラヂオの時間>みんなのいえ>有頂天ホテルという順番だと思う。
友人を誘って中谷美紀・大沢たかお主演の映画「7月24日通りのクリスマス」を観に行った。当初はこのタイトルに友人が難色を示した。「男同士で観る映画なのか?」と。俺は原作を読んでいたし、この映画のスタッフが電車男を手掛けていたこともあったのでうまく説得。
で、鑑賞したわけだが……。俺はね、やっぱりね、映画館が苦手だあ! 最近、電車やバスが大丈夫だったから映画館でも余裕ぶっこけるかと思っていたが甘かった。緊張しまくりで手足が冷たくなった。映画館に暖房が効いていないせいかと思いきや友人は全然寒くなかったらしい。
おかげで映画のほうに集中できなかったので感想は控えたいところだが、あえて言わせてもらおう。
わざとらしい演出と説明不足の点が多々あったのはいただけないし、中谷美紀が妄想癖のある女性を演じているのにそれほど妄想力を感じられないのは妄想族の俺としては納得がいかない。
また劇団ひとりが面白い役を演じていたのにそれほどストーリーに絡んでこなかったのは残念。ただし、中谷美紀は良かった。容姿が端麗なのは元々だけれど最近の彼女の雰囲気は本当に素敵だ。
そして、こちら側の世界(非モテ)にいる森山芳夫(佐藤隆太)が同志であり腐女子っぽい本田サユリ(中谷美紀)をあちら側の世界(モテ)に行けるように応援する姿は涙ぐましい。
しかし、電車男でもそうだがオタクや腐女子はあちら側の世界にオルグされてしまうのは致し方ないのか。オタクとしてのアイデンティティを維持しながらラブできないのか!? それが疑問だ。
「容疑者 室井慎次」(評価:★★)
こ、これは一体!? 底が浅すぎて「踊るシリーズ」が好きな人以外受け付けないような内容になっている。田中麗奈が演じる弁護士も役に立っているようで全く立っていないし、最後のオチはなんなんだ?
「DEATH NOTE(デスノート)前編」(評価:★★★)
映画公開後、約三ヶ月半で早くも地上波で放送。映画館でわざわざ観た人は怒り狂っていそうな予感。
時間の都合上、夜神月(ヤガミ・ライト)とL(エル)を早めに対面させるために原作に出てこない人物を加えてストーリーを簡略化。しかし、端折りすぎて分かりにくいというわけではないので原作を読んでいない人でも安心できる。
この映画ではライト役に藤原竜也、L役に松山ケンイチを起用しているが、俺の中ではライトは柏原崇、Lはオダギリジョーなんだよな。
「24 -TWENTY FOUR- シーズン3」(評価:★★★★★)
ようやく全部見終わった。
テロ被害を最小限に抑えるために非情とも思えるような決断を下すCTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアーや米国大統領。この点が村上龍の小説「半島を出よ」で描かれる日本政府の対応と全然違う。
余談だけど、ロス市警のべーカーは同じアメリカのドラマ「LOST」に出てくる韓国人と同じ人だ。
二ヶ月ぶりにDVDを借りたがそれがこの作品(「LOST」)。
ストーリーは旅客機が墜落してしまい、48名の生存者が無人島で救助を待つというもの。しかし、助けはなかなか来ず、島を探索する途中に得体の知れない怪物に襲われる。また、生存者それぞれにいろいろな過去を持ち、それがきっかけでお互いに疑心暗鬼に囚われ仲間割れを引き起こす。
まだ六話しか見ていないがこれからが楽しみだ。それにしても「24」もそうだがアメリカのドラマは金がかかってんなあ~。
「CASSHERN(キャシャーン)」(評価:★★★★)
はっきりと好き嫌い分かれそうな映画だと思う。FINAL FANTASYのムービシーンに出てきそうな映像やミュージックビデオのような映像がてんこ盛り。映像が美しいのか汚いのかよく分からない。
主役の男性が特徴のないイケメンなので時々誰が誰だか分からなくなる。ストーリーも掴みづらい。BLEACHでも使われていた音楽が流れている。戦闘シーンで銃を使えばいいのになぜか刀を使いやがる。監督が宇多田ヒカルの旦那さん。
それでも独創性があるので★一つプラスおまけ。もう一度観たい映画かというと「う~ん」。もっと短くテンポよくやるためにキルビルのように二部構成にしてほしかった。
「下妻物語」(評価:★★★★★)
ロリータの桃子(深田恭子)とヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)、白いエナメル靴と青いスカジャンの一角獣(阿部サダヲ)、ベイビーの社長(岡田義徳)など濃いキャラばかり登場。特に深田恭子と土屋アンナのキャスティングはぴったり。これ以外の配役は考えられない。
この映画の中で気になるセリフをピックアップ。
イチゴ「おめえ、卒業したらマジどうすんだ? 働くのか?」
桃子「労働は趣味じゃないから」
イチゴ「甘えこと言ってんじゃねーぞゴラッ! 世の中ってのはマジ喰うか喰われるかなんだぞ!」
さらにイチゴに「おめえ、ダチいねーだろ?」(この言葉は今では、頭悪いだろ? 運動音痴だろ? と言われるよりもダメージが大きい)と言われても桃子は全然気にしない。
斎藤環の分類法を借りれば桃子はひきこもり系、イチゴは自分探し系だと思われる。ただ、桃子はひきこもり系が一番苦手とする世間の目を全く気にすることなく我が道を行くのでもはや解脱していると見ていい。
「千里眼」(評価:★★★)
水野美紀のワイヤーアクションが素晴らしいので★二つプラス。水野美紀のアクションを増やしてくれればもっと面白くなったような気がする。
映画の中に原作者の松岡圭祐が出ていた。
「ボイス」(評価:★★)
コリアンホラー映画。リングっぽい。
「電車男」(評価:★★★★)
中谷美紀の演技で★一つプラス。さわやかに鬱にさせてくれる映画。
ゲオでレンタル料金が10円だったのでさっそく行ってきた。一人五点までなので母親も引き連れて。かーちゃん、ごめんよ。
BLEACH、ハンター×ハンター、魔法先生ネギま!、サムライ7を借りてきた。
ネギま!は何か微妙なアニメのような気がするが冒険してみた。サムライ7は映画「七人の侍」のSFバージョンっぽいアニメ。現在、NHKで放送されているが一話を見逃したので一巻だけ借りてきた。
他にもお勧めのアニメがあったら教えて下さい。
「サマータイムマシンブルース」(評価:★★★★★)
『踊る大捜査線シリーズ』を手掛けた本広克行が監督だが、作品の面白さではこちらのほうが断然上! 小ネタをところどころに織り交ぜるあたりが心憎い。
お金をかけなくても面白い映画を作れることを証明してくれた作品である。ところで上野樹里がいつの間にかきれいになっていてビビった。
「名探偵コナン 水平線上の陰謀」(評価:★★★)
毛利のおっちゃんが格好良すぎるんですけど……。
不可解な点はいくつかあるがこの作品に緻密さを求めてはいけない。そもそもコナンが変声器で毛利探偵のふりをして推理すること自体、おかしすぎるのだから(フツー、周りの人間が気づくだろ!)。
「逆境ナイン」(評価:★★★★)
島本和彦原作のマンガを読んだことがある人はついていけるかもしれないが、それ以外の人はショック死するかもしれない。ちなみに主人公の名は不屈闘志。やばいぜこれは!
「妖怪大戦争」(評価:★★★)
妖怪同士が戦争を起こすというよりロボットVS妖怪という感じ。主人公の男の子が試練のために数々の妖怪に驚かされる場面が一番の見所だった。作家の宮部みゆきが教師役で出ているのも見逃せない。
「ステルス」(評価:★★)
つ、つまらなかった。AI搭載の無人ステルス戦闘機が暴走するというストーリーは良いのだけれど何もかも中途半端。
「ヒノキオ」(評価:★★★)
ひきこもりとピノキオの造語か、と思いきやロボットの部品の一部がヒノキだからヒノキオだって。がくん。不登校の子どもがロボットに代わりに学校に通ってもらうという設定はいい(この設定だけで★一つプラス)。
が、その設定を生かし切れていない。
堀北真希がちょい役で出演しているのに準主役級の扱い。しかもストーリーに必然性がないのに無理やり出ている印象があるのが残念。
「ランド・オブ・ザ・デッド」(評価:★★)
ゾンビに学習能力があるという設定なのが嫌だ。
「スチームボーイ」(評価:★★★)
劣化したラピュタ? 作画のレベルがすごいけど室内のシーンが暗くて見にくいのが残念。主人公の声を鈴木杏が担当していたが違和感なかった。彼女は少年の声が似合うね。
「笑の大学」(評価:★★★)
三谷幸喜は脚本を担当しているが監督は別の人。三谷脚本ということで「ラヂオの時間」と重なっている部分が多いが面白さではこちらの方が下。繰り返しの部分が多くて後半は中だるみ。
「宇宙戦争」(評価:★★★)
宇宙人の乗るテトラポットについて、「大阪では何体か倒されたと聞いている。 日本人ができるんだから俺たちにもできるはずだ」というセリフがあったのには驚いた。
「交渉人」(評価:★★★★★)
さよなら、という日本語のセリフがあったのが気になった。アメリカでもKAROUSI(過労死)と同様、SAYONARA(さよなら)も英語として使われているのだろうか。
「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」(評価:★★★)
終わりがこれでいいのだろうか。少し残念のような気がするが。マスタング大佐をもっと活躍させてくれ〜。
「ブレアウィッチ 2 」評価:★)
……。ちなみにあの有名なブレアウィッチプロジェクトの続編。
「インサイダー」(評価:★★★★★ )
アメリカで実際に合った事件をもとにした映画。タバコに中毒性がないと言い続けていたタバコ産業を告発した一人の男(ラッセル・クロウ)とそれを助けるジャーナリスト(アル・パチーノ)を中心に描いている。真面目な映画だけにやや娯楽性に欠けているが、アル・パチーノが渋くてかっこいいので観る価値大。
仲間由紀恵主演のTRICK2のDVDを見ていた。このドラマはバカバカしくていい。憂鬱なときはこういうのを見て少しでも気分を前向きにしたい。
仲間由紀恵の声は透きとおっていてきれい。阿部寛も居合いをやっているというだけあって全身から気迫を感じる。
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