年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫
「年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫」(森永卓郎 あ・うん)(評価:★★★)
3年前は「年収300万円時代」と言っていた森永卓郎が予測が甘かったと反省し、「年収120万円時代」だと訂正した。
本書に掲載されている興味深いデータを並べてみる。
■1999年に27.5%だった非正社員の比率が、2003年には34.6%になっている(厚生労働省)。この数字が40%を超える日は近い(P17~18)
■非正社員の月給調査によると、10万円未満が37.2%、10~20万円未満が40.8%と、合わせて8割の非正社員の月給が20万円に届いていない(厚生労働省)。平均年収120万円の人は4割にも上っている(P18)
■貯蓄ゼロ世帯は全体で22.9%となり4軒に1軒の割合。年収300万円未満の世帯にかぎると36.7%に上る(金融広報中央委員会)(P58)
■消費者金融の利用者2000万人。労働者の4人に1人が借金していることになる(P59)
森永さんの主張をまとめると以下の通りになる。
アメリカ嫌い、市場原理主義者は嫌い、市場原理主義者は好戦的で戦争肯定派が多い、デフレは日銀が意図的に仕掛けた、戦後デフレに陥った国は日本だけ、デフレは長くは続かずインフレに転ずる、日本の財政破綻はあり得ない、お金持ちから金を取れ、(クリーンな)田中角栄型政治が一番求められる、など。
ただ、今の政治に「ノー!」と言うのはいいが、この状況が続くことを前提に年収120万円のサバイバル方法がほとんど載っていないのが難点。株でスロー投資なんてことぐらいしか書いおらず参考にならないので他の書籍を買ったほうがいい。














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